牛をたくさん引き取ったら負け!?カードゲーム「ニムト(6nimmt)」を楽しむ。

公開日: : 最終更新日:2016/10/26 その他, 子供と楽しめる ,

みんなで遊ぶカードゲームは楽しい

ニムト(6nimmt)プレイ風景

私は、中学生の時から友人の影響もあって、誰でも知ってるトランプやUNOなどの有名なカードゲーム以外にも様々な種類のカードゲームやボードゲームを遊ぶ機会がありました。数年前に友人の勤めてる会社でカード&ボードゲームのイベントから再燃して今に至ります。

関東大震災の計画停電時に計画停電の範囲外ではありましたが、電気節約のためダイニングテーブルの照明だけつけて、家族みんなでニムトやごきぶりポーカー、モノポリーで遊んで暗い雰囲気の東京で電気を節約しながらも不安を少しでも掻き消して楽しく過ごしたことを覚えています。

今回は比較的手に入れやすく、1200円程度と海外のカードゲームの中では比較的リーズナブルなドイツのカードゲーム「ニムト(6nimmt)」を紹介したいと思います。

ちなみにトランプ以外のカードゲームでは、UNO(ウノ)が有名だけど、家族やグループによってハウスルール(ローカルルール)のバリエーションが多すぎて、ルールの照らし合わせが大変で僕は苦手です。その点、ニムトはシンプルなのでゲームに集中できます。

牛をたくさん引き取ったら負けのカードゲーム

ニムト(6nimmt)プレイ風景

ボードゲームやカードゲーム好きの友人からの情報によると、アメリカのゲームは例えばモノポリー(Monoply)などのように相手を破産に追いやったりして、一人勝ちのゲームが多いのに対して、ドイツのゲームは一人負けのようなゲームが多いということです。

これは国民の価値観などに影響受けてると想像しているのですが、面白いですよね!?(Interestの方ね。興味深いというか…)

今回紹介しているニムトもご多分に漏れず、牛をたくさん引き取ったプレイヤーが負けになります。
一人が負けたタイミングで、引き取る数が少ない方から順位が上位になります。なんていうか、勝敗の決定理由が温和でほほえましいですよね。

6nimmt(ニムト)のルール

もうちょっと具体的にルールを説明します。

まず、カードは全部で1から104の合計104枚、1枚1枚牛のマークの数が1個だったり、7個だったり異なります。
何回戦かして、引き取ったカードの牛のマークの合計が66を超えた人が出た時点でゲームが終わり勝敗が決定します。

プレイ人数は、2人~10人、シャッフルしたカードを各人10枚ずつ配って、残った中から4枚テーブルに並べて、残りは使わず伏せておきます。
10人でプレイした場合は、カードの数字は連続しますが、それ以外の場合は抜けた数字も発生します。(バリエーションルールとして連続した数字を使う遊び方もあります。

進行は、手持ちのカードの中から全員一斉に1枚出します。
数字の小さい人から順に、テーブルにあらかじめ並んでいるカードに一番近い少ない数字の次に並べていきます。
カード数字が既に並べられたカードより少ない場合は、どれか一列を引き取って、手持ちのカードをテーブルに置きます。

また、6枚目を並べた人が、そのカードの前の5枚を強制的に引き取ることになります。

プレイ人数は2~10人ですが、4人以上で遊ぶのをおすすめします。
5人以上で遊ぶ場合、参加者の思惑が一致した時に1枚しか並んでないのにいきなり一列引き取ることになったりして、よりエキサイティングなゲームになります。

10枚出し切ったら、引き取った牛の数をまとめてメモをしておきます。合計66頭以上の牛を引き取るプレイヤーが出るまで、カードを集めてシャッフルしてまたくばっって遊ぶのを何度も繰り返します。

66頭引き取ったプレイヤーが出た時点で牛を引き取った数が一番少ない方が優勝で、順位が決定します。
プレー時間は大体30分ほどで、他生時間があれば気軽に楽しめるゲームです。

遊んでみないとイメージしにくいと思うので、マニュアル読みながらやプレイしたことがある人と一緒に遊ぶのが手っ取り早いです。

遊んでみてわかった簡単なコツ

ニムトプレイ風景

並んでいるカードの次の数字を出せばその次に並ぶので5枚の時以外は逃げやすい。

1のカードの場合は絶対引き取らなければいけないので、あえて損害を減らすために1や2など小さい出すという方法もある。

何回か遊んでるうちにその人のカードの出し方のパターンが見えてくるので、それを予想して出す。
例えば1回目のカードが少ない時に手持ちの一番小さいカードを出す人とかいるので、少し大きめの数字にして逃げるとか。

全く引き取らないようにするのを目指すのではなくて、損切りしても平均的に少なければ勝てることも多い。

カードゲームでコミュニケーションを楽しむ

こういったカードゲームで遊ぶ場合、相手の性格や行動パターンを読む心理的な楽しみと、単純に仲間同士でワチャワチャ盛り上がるっていう、少なくても二つの楽しみがあると思います。

例えば、普段帰りが遅くて子どもたちとコミュニケーション不足なお父さんとか、休みの日に家族で一つのテーブルを囲んで遊んだりするととってもいいと思います。

相手の考えていることを想像したり、自分の利益のために相手を言葉巧みに動かすための交渉術など(ニムトはあまり交渉することはないけど)、普段の集団生活で必要なコミュニケーションスキルが楽しみながら自然に身につきます。

普段話すのが苦手だったり、初対面の方でも一緒にゲームを楽しむことで会話は弾むし、相手の気持ちとか想像することで世の中のトラブルは少なくなるんじゃないかなぁ。

実際、モノポリーなどはビジネス研修に使われたりしているし、経営者としてやってみると、得意な分野に資源を集中するなど、うまくいくセオリーもちりばめられてるって感じます。

ビジネス利用だと、プロジェクトチームなど発足した時に、みんなで遊んでみるとその人の考え方とか行動パターンとか自然に共有できて、その後のプロジェクトの進行が円滑に進む手助けになりそうです。

単純に楽しむのもよし、コミュニケーションや交渉術を身に着ける目的でもよし、元々の目的はどうであれ、カードゲームやボードゲームで楽しんでくれると嬉しいです。

どこで購入できるの?販売しているお店

ニムトを輸入販売している水道橋にあるメビウスゲームさん(このブログでも紹介しているTeNQのすぐ近くです)、高円寺のすごろくやさん、池袋や秋葉原などチェーン展開しているイエローサブマリンさんなどで購入できます。

また、Amazonや楽天からも購入できるようです。

仕事で水道橋に行くことがよくあるので、メビウスゲームさんをよくのぞきますが、いろんな海外のゲームが置いてあって面白いですよ。

ニムトが楽しいと感じたら、その他のカードゲームやボードゲームも遊んでみてください。僕がお勧めするゲーム名を列挙しておきます。

  • ごきぶりポーカー
  • モノポリー(MONOPOLY)
  • カタン(CATAN)
  • ゲシェンク(Geschenkt)
  • ディクシット(Dixit)

メビウスゲームズ
http://www.mobius-games.co.jp/

関連記事:
シンプルで盛り上がるカードゲーム「ゲシェンク(GESCHENKt)」をやってみる。
心理戦が楽しいカードゲーム「ごきぶりポーカー」で遊んでみる。

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