フォント好きな人のためのイベントFontLovers #1に参加してきました。
FontLovers #1に参加してきました。
なかなかレポートが書けなくて、もう昨年のことになるのですが、2014年12月12日に行われたフォント好きのためのセミナーイベント『Font Lovers #1』に参加してきました。
会場は渋谷の21Cafe(ニイイチカフェ)。初めていったところですが、いろんな椅子があってオシャレなCafeした。
話をされる登壇者としては、生明義秀(あざみ ぎしゅう)さん、Kotaro Kokuboさん、森賢人さんの3名。DTP・Web・Font制作など様々な立場からフォントについてお話をいただきました。
オープニングでは主催者の酒井優さんから、「CSSでのフォント指定について考える(2014年)」などフォントにまつわる話題になったことなどをお話されていました。
フォント好きのためのフォント好きのための愛のあるイベント
一言でいうとFontLovers #1は「フォント好きのためのフォント好きによる愛のあるイベント」でした。
どの分野でもそうだと思うのですが、その物事に愛情がある人たちが目をキラキラさせながら、その物事について熱く語っていると、理屈抜きで身体にしみこんでくるように伝わってきます。
イベントの概要について詳しくはconnpassのイベントページからご確認ください。
http://fontlovers.connpass.com/event/10314/
まずは一人目の生明義秀(あざみ ぎしゅう)さんのお話
生明義秀さんは、DTPや出版関係のデザインを中心にフォントにかかわってきた方です。
フォントのデザインの前に、デザインプロセスにあまりなじみのない方のグラフィックデザインの4大原則の講義。
近接・整列・コントラスト・反復ですね。
デザイナーはなんとなく適当に配置するんじゃなくて理屈があってそこに要素を配置しているということをおっしゃられていました。
私自身は職業柄、このあたりは若いことにに勉強したことなのでウンウンとうなづきながら、復習しているようにリラックスして楽しみながら聞いていました。
お話しいただいたお話は、デザインを勉強したことがない方にとっては、目からうろこというか、事務処理で簡単な書類作るときにもきっと役立つ有益な情報です。
その後、お話しいただいた内容に沿って、実際手を動かしながらレクチャーをしていただいて、いたせりつくせりでした。
生明義秀さんのスライド資料:
http://www.slideshare.net/yoshiazami/web-for-slide-share
デザイナーと普段接点がない人が、フォントがないときに「似たようなフォント使っておいてよ」とかいう人結構いると思うのですが、この話を聞いてどうして嫌がるのかわかっていいんじゃないかなーって思いました。
お話を聞いていて、2000年前後ぐらいからこの世界にいる人たちは知ってる人も多いと思うけど、『ノンデザイナーズ・デザインブック』を思い出しました。先日改定されたカラー版が出たばかりなので、興味がある方はぜひ購入してみてください。
名刺作ったり、ビジネス書類など作るときにもこういった知識はとっても役に立つと思います。
また、生明義秀さんは、StreetAcademy(通称ストアカ)でCSS Niteとストアカのコラボの講座「つくってまなぶデザイン講座」シリーズで講師を務めているそうなのでこちらもぜひ興味があったらご受講くださいね。
参考:生明義秀さんが講師の講座
http://www.street-academy.com/steachers/2298
「欧文はズルい」登壇者 Kotaro Kokuboさん
二人目の登壇者Kotaro Kokubo( @kotarock )さん
話すことがないとか、役に立つことはしゃべらないとか、投げっぱなしなかんじのつかみから始まります。
題目は、「Material Honesty?」。カタカタで書くとマテリアルオネスティ。あまり聞きなれない言葉かもしれない。
説明するのは、結構長くなっちゃうので、皆さん各自ググって調べてください(笑)お願いします。
Kotaro Kokuboさんのスライド参考資料
https://docs.google.com/presentation/d/1VU2SR4rXzfkrTNTfxR2VAStqLB9ZDORf2jqscuJ2R0k/edit?usp=sharing
印象に残った言葉が「欧文はズルい」
ウェブデザインしていて、たとえばナビゲーションを作る際も同じ意味で指定しても、日本語で指定したものと、欧文で指定したものとは明らかに応分の方がスタイリッシュです。
どうして欧文はかっこよく見えて、日本語だとやぼったくなるのかを理論的に読み解いて説明していただけました。
結構面白い話をされていたのですが、いまいち言葉で説明できず。また後日加筆するかもしれません。
3人目の登壇者は森賢人さん
キャラクターをモチーフにフォントを作る。森賢人さんのスピーチは、ご自身でフォントをつくったときの情報を元にフォントの作り方を解説していただきました。
森賢人さんのスライド資料
最近、何でも擬人化する風潮から、逆にキャラクターからフォントを作ったら面白いんじゃないかと思ったそうです。
ただキャラクターの場合版権などもあるので、キャラクター多いほうがたくさんフォント作れるとかその他の要素も考慮した結果、東方Projectのフォントをコミケに向けて作ることにしたそうです。
森賢人さんのキャラクターをフォント化した情報については下記サイト参照してください。
森賢人さんのTOHO FONT PROJECT
http://font.heartx.info/c86/
プロモーション展開のために友人にお願いして、動画作品を作ったそうなのですがクオリティも高くびっくりしました。
詳しくは下のYoutubeの動画をご覧ください。
また、フォント制作をする上で参考になる下記の書籍を紹介されていました。
まとめサイトやその他関連参考サイトなど…
これからもフォントもくもく会(フォントについての勉強会)など楽しい企画もやっていくそうなので、下記のFacebookグループに入るとフォントライフがもっと楽しめると思います。
https://www.facebook.com/groups/383748361777095/
Twitterの今回のイベントのハッシュタグは
#fontloversjp
Togetterにもまとめられています。
http://togetter.com/li/756909
connpassのFontLovers #1のイベントページ
http://fontlovers.connpass.com/event/10314/
関連記事:
フォント好きな人のためのイベントFontLovers #2に参加してきました。
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