大巻伸嗣「くろい家」で暗闇の中、時の流れを感じる。
大巻伸嗣「くろい家」の展示作品を見てきた。
足立区千住、北千住駅西口から徒歩約10分、千住氷川神社の近く、そこに昔から少し異質な「くろい家」がある。
近隣の方から話を聞いたという話によると、お好み屋、駄菓子屋、飲み屋、ずっと空き家だったというようないろんな顔を見せてきたらしい。
足立区千住、最寄り駅で言えば北千住の地域の活動に縁があるということもあり、アートアクセスあだち 音まち千住の縁関連のアートイベント大巻伸嗣(おおまきしんじ)「くろい家」が展示再開されたというので見てきました。
前回、お知らせいただいてたのですが、タイミング逃して見れなかったので展示再開は嬉しかったです。
そんなに広い空間ではないということもあり、土日は混むと並ぶこともあるので平日開催されている月曜日がおすすめということです。私も月曜日に行きましたがほかのお客様は数名と落ち着いて見れました。
ゴールデンウィークまで、土日月・祝日と展示再開されているので皆さんも北千住駅を途中下車してぜひ!
展示作品を見た感想など
建物の周囲をまわって、建物の横の小道を入って玄関に入る。スタッフの方から説明を受けて、靴を脱いで二階に上がる。
畳の間を入った後、手すりの場所で展示を見てくださいと、真っ暗闇の部屋に入って進む。誰かが先にいるけれど、まったく顔は見えないし、朧な気配だけが感じられる。
目を澄ましてじっと暗闇を見つめると上下する光が見えた。しばらく感じながらその場で過ごした。
二階から戻り、スタッフの方に一階へ誘導される。そして先ほどの空間や意味とつながる。ゆっくりと落ちてくる光、そしてはじけて広がる。その中で時を感じながら過ごす。
科学好きなアート好きの僕としては、古い建物の中、機械的な制御も含めた現代アートとという調和的なものとかも含めて面白かったです。
以前、シンプルなかたち展で拝見した大巻伸嗣氏の作品《リミナルエアー スペースータイム》なども仕組み的なもので繋がっている気がしました。
参考:
リニューアル後の森美術館にて「シンプルなかたち展」を体験してきました。
実際体験してみて感じ取ってください!五感を使って感じる作品だと思います。
会場内は、撮影禁止なのでご注意。シンプルなかたち展での大巻伸嗣さんの作品は撮影可能だったこともあり、 おそらく暗い中での展示のため、スマホの画面や不用意なストロボ撮影などによって、光が邪魔になることを想定して、他の閲覧者に迷惑をかけないように撮影禁止にしているのだと思いました。
個人的には、きちんと交渉した上で他のお客さんがいないタイミングで撮影したかったです。(笑)
大巻伸嗣「くろい家」展示・会期など詳細情報
平成28年4月2日(土)~5月8日(日)
※土日月・祝日のみ開催
10:00~17:00
入場無料
場所:
足立区千住仲町29-4
最寄り駅:
北千住駅地下鉄1番出口・仲町出口・西口から徒歩10分前後
(JR常磐線・東京メトロ千代田線・日比谷線・つくばエクスプレス線・東武スカイツリーライン)
京成本線千住大橋駅 徒歩8分程度
詳しくは、アートアクセスあだち 音まち千住の縁
http://aaa-senju.com/ohmaki
大巻伸嗣 shinjiohmaki.net
http://www.shinjiohmaki.net/
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