芸術と科学の杜、名古屋市美術館で芸術に触れる

公開日: : 最終更新日:2017/07/21 お出かけ, 東海 ,

芸術と科学の杜、名古屋市美術館に行ってきました。

名古屋市美術館外観

先日、名古屋にすこし立ち寄る機会があったので名古屋市科学館との共通券を購入し、名古屋市美術館にも合わせて行ってきました。

名古屋市美術館と名古屋市科学館は、芸術と科学の杜の白川公園内に隣り合って建っています。

中学生以下は入場料無料です。名古屋市美術館については、地下一階で受付の方に説明して、中学校名と学年を記入したら入館できました。
名古屋市科学館では、もう少しスムーズで入場時に口頭で中学生や小学生と伝えれば入館できるようです。

今回は旅の途中で少し荷物が多かったため、受付で荷物を預かっていただきました。荷物の札番号と交換で荷物を受け取れます。

名古屋市美術館内のアート

電車でのアクセスは名古屋市営地下鉄東山線・鶴舞線伏見駅、鶴舞線大須観音駅、名城線矢場町駅からが近いですが、今回は早めに名古屋についたこともあり、名古屋駅から徒歩で行きました。

徒歩でも20分ほどなので、歩きなれている方であれば、そんなに気にならない距離だと思います。

常設展の入館料については、大人は300円、高校・大学生が200円、名古屋市科学館とのセットのチケットが100円追加の500円のため、今回はセットのチケットを購入しました。

セットのチケットでは、特別展と科学館のプラネタリウムは入場できないのでご注意ください。

入り口を入るとまずは現代の美術から

所蔵作品を中心に展示される常設展は、郷土にゆかりのある作家に関連して収集されており、エコール・ド・パリ、メキシコ・ルネサンス、郷土の作家の作品などがローテーションされて展示されているようです。

スカリー・ショーン、桑山忠明などのミニマム・アート的なシンプルな構成のアート、フランク・ステラの大きく、またいろんな方向から眺めながら閲覧できる印象的な作品などが目に飛び込んできました。

スカリー・ショーンの作品のシンプルだけど手書き的な有機的なテイストを含む作品と対象に、桑野忠明の作品は金属的な加工を施したものなど、無機的なイメージの作品は対称的でした。

普段、コンテンポラリーアート作品を観覧することが多い私としては、現代の美術の展示はとっつきやすくて気軽に楽しめました。

エコール・ド・パリの作品たち

入り口を入って左手側に1910年頃から1930年頃にかけてパリに集まってきた外国人作家たちとその周辺のフランス人たちの作品、エコール・ド・パリの作品が展示されています。

マルク・シャガール「二十肖像」やキース・ヴァン・ドンゲン「コルセットの女」、アメデオ・モディアーニ「おさげ髪の少女」などの油彩など。

また、シャガールの版画「聖書」の一連の作品が展示されておりました。

メキシコ・ルネサンスの作品たち

入り口から入って右手側には、メキシコ・ルネサンスと呼ばれる革命に揺れる20世紀前半のメキシコの近代美術が展示されています。

マリア・イスキエルド「旅人の肖像」「巡礼者たち」「生きている静物」、ルィーノ・タマヨ「夜の踊り子たち」「黒人の仮面」など、たくさんの作品がありましたが、中でもフリーダ・カーロの「死の仮面を被った少女」が強烈に印象に残りました。

郷土にゆかりのある作品たち

名古屋を中心とした地域にゆかりのある作家を中心として、収集されて展示されています。
蝶と貝殻の作品が特徴的な三岸好太郎の「海と射光」、「構図(暖炉のある静物)」、「花の静物(白百合)」などが展示されていました。

前田青邨、三岸節子、中村正義、川合玉堂、熊谷守一、鬼頭鍋三郎、山本鼎の作品なども収集されているそうです。

名古屋市美術館の詳しい情報は…

アバカノ・ヴリッチ「黒い立像」

名古屋市美術館は、芸術と科学の杜の白川公園内にあります。
美術館の展示室の外やエントランス前にも作品は展示されていて、自由に見ることができます。

詳しくは、下記の公式ホームページをご覧ください。

名古屋私立美術館 公式ホームページ
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/

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