フォント好きな人のためのイベントFontLovers #1に参加してきました。

公開日: : 最終更新日:2021/04/07 その他, 東京, 関東 ,

FontLovers #1に参加してきました。

なかなかレポートが書けなくて、もう昨年のことになるのですが、2014年12月12日に行われたフォント好きのためのセミナーイベント『Font Lovers #1』に参加してきました。

会場は渋谷の21Cafe(ニイイチカフェ)。初めていったところですが、いろんな椅子があってオシャレなCafeした。

話をされる登壇者としては、生明義秀(あざみ ぎしゅう)さん、Kotaro Kokuboさん、森賢人さんの3名。DTP・Web・Font制作など様々な立場からフォントについてお話をいただきました。

オープニングでは主催者の酒井優さんから、「CSSでのフォント指定について考える(2014年)」などフォントにまつわる話題になったことなどをお話されていました。

フォント好きのためのフォント好きのための愛のあるイベント

21Cafe天井

一言でいうとFontLovers #1は「フォント好きのためのフォント好きによる愛のあるイベント」でした。

どの分野でもそうだと思うのですが、その物事に愛情がある人たちが目をキラキラさせながら、その物事について熱く語っていると、理屈抜きで身体にしみこんでくるように伝わってきます。

イベントの概要について詳しくはconnpassのイベントページからご確認ください。
http://fontlovers.connpass.com/event/10314/

まずは一人目の生明義秀(あざみ ぎしゅう)さんのお話

生明義秀さんスライド表紙

生明義秀さんは、DTPや出版関係のデザインを中心にフォントにかかわってきた方です。

フォントのデザインの前に、デザインプロセスにあまりなじみのない方のグラフィックデザインの4大原則の講義。
近接・整列・コントラスト・反復ですね。

デザイナーはなんとなく適当に配置するんじゃなくて理屈があってそこに要素を配置しているということをおっしゃられていました。

私自身は職業柄、このあたりは若いことにに勉強したことなのでウンウンとうなづきながら、復習しているようにリラックスして楽しみながら聞いていました。

お話しいただいたお話は、デザインを勉強したことがない方にとっては、目からうろこというか、事務処理で簡単な書類作るときにもきっと役立つ有益な情報です。

その後、お話しいただいた内容に沿って、実際手を動かしながらレクチャーをしていただいて、いたせりつくせりでした。

生明義秀さんのスライド資料:
http://www.slideshare.net/yoshiazami/web-for-slide-share

デザイナーと普段接点がない人が、フォントがないときに「似たようなフォント使っておいてよ」とかいう人結構いると思うのですが、この話を聞いてどうして嫌がるのかわかっていいんじゃないかなーって思いました。

お話を聞いていて、2000年前後ぐらいからこの世界にいる人たちは知ってる人も多いと思うけど、『ノンデザイナーズ・デザインブック』を思い出しました。先日改定されたカラー版が出たばかりなので、興味がある方はぜひ購入してみてください。

名刺作ったり、ビジネス書類など作るときにもこういった知識はとっても役に立つと思います。

また、生明義秀さんは、StreetAcademy(通称ストアカ)CSS Niteストアカのコラボの講座「つくってまなぶデザイン講座」シリーズで講師を務めているそうなのでこちらもぜひ興味があったらご受講くださいね。

参考:生明義秀さんが講師の講座
http://www.street-academy.com/steachers/2298

「欧文はズルい」登壇者 Kotaro Kokuboさん

Material Honesty?

二人目の登壇者Kotaro Kokubo( @kotarock )さん
話すことがないとか、役に立つことはしゃべらないとか、投げっぱなしなかんじのつかみから始まります。

題目は、「Material Honesty?」。カタカタで書くとマテリアルオネスティ。あまり聞きなれない言葉かもしれない。
説明するのは、結構長くなっちゃうので、皆さん各自ググって調べてください(笑)お願いします。

Kotaro Kokuboさんのスライド参考資料
https://docs.google.com/presentation/d/1VU2SR4rXzfkrTNTfxR2VAStqLB9ZDORf2jqscuJ2R0k/edit?usp=sharing

欧文はズルい

印象に残った言葉が「欧文はズルい」

ウェブデザインしていて、たとえばナビゲーションを作る際も同じ意味で指定しても、日本語で指定したものと、欧文で指定したものとは明らかに応分の方がスタイリッシュです。

どうして欧文はかっこよく見えて、日本語だとやぼったくなるのかを理論的に読み解いて説明していただけました。

結構面白い話をされていたのですが、いまいち言葉で説明できず。また後日加筆するかもしれません。

3人目の登壇者は森賢人さん

キャラクターをモチーフにフォントを作る。森賢人さんのスピーチは、ご自身でフォントをつくったときの情報を元にフォントの作り方を解説していただきました。

森賢人さんのスライド資料

最近、何でも擬人化する風潮から、逆にキャラクターからフォントを作ったら面白いんじゃないかと思ったそうです。

ただキャラクターの場合版権などもあるので、キャラクター多いほうがたくさんフォント作れるとかその他の要素も考慮した結果、東方Projectのフォントをコミケに向けて作ることにしたそうです。

森賢人さんのキャラクターをフォント化した情報については下記サイト参照してください。

森賢人さんのTOHO FONT PROJECT
http://font.heartx.info/c86/

プロモーション展開のために友人にお願いして、動画作品を作ったそうなのですがクオリティも高くびっくりしました。
詳しくは下のYoutubeの動画をご覧ください。

また、フォント制作をする上で参考になる下記の書籍を紹介されていました。

まとめサイトやその他関連参考サイトなど…

これからもフォントもくもく会(フォントについての勉強会)など楽しい企画もやっていくそうなので、下記のFacebookグループに入るとフォントライフがもっと楽しめると思います。

https://www.facebook.com/groups/383748361777095/

Twitterの今回のイベントのハッシュタグは
#fontloversjp

Togetterにもまとめられています。
http://togetter.com/li/756909

connpassのFontLovers #1のイベントページ
http://fontlovers.connpass.com/event/10314/

関連記事:
フォント好きな人のためのイベントFontLovers #2に参加してきました。

adsense

関連記事

ICHIHARA ART X MIX2017

いちはらアート×ミックス2017の写真と雑感を一部紹介。

いちはらアート×ミックス2017の一部を見てきました。 カールステン・ニコライ:パララ

記事を読む

めんたいパーク大洗で出来立ての明太子を食べる!

明太子で有名な「かねふく」が提供する明太子のテーマパーク できたての明太子が試食出来る

記事を読む

ごきぶりポーカー

心理戦が楽しいカードゲーム「ごきぶりポーカー」で遊んでみる。

嫌われ者を押し付けあうカードゲーム 世間ではGと略したり、ごきぶりという言葉を発するのも嫌

記事を読む

海の博物館

かつうら海中公園に隣接した海の博物館に行ってみる

かつうら海中公園のと駐車場共同ですぐ隣 先日、お茶の間ゲストハウスに宿泊の次の日、近く

記事を読む

千代田区立日比谷図書文化館

日比谷図書文化館で気軽にアート雑誌を楽しむ。

日比谷図書文化館はアート系の書籍・雑誌が充実した図書館 千代田図書館に引き続き、仕事や勉強をする

記事を読む

TOKYO SKYTREE

ゴールデンウィーク・子供の日、東京スカイツリーで鯉のぼり写真

子供の日に東京スカイツリータウンで写真を撮ってきました。 最近、重たい記事が多いので、

記事を読む

SPACEXART

「ミッション[宇宙×芸術]-コスモロジーを超えて」を体験してきました。

2014年夏の宇宙関連イベント体験 第3弾! 「宇宙ミュージアムTeNQ(fotos.

記事を読む

コンテンポラリーダンスを中心とした舞台をみる。そして踊りたくなる。

北千住駅徒歩5分、団地の中にただずむダンススタジオ AAPA(アアパ / Away A

記事を読む

那珂湊おさかな市場

都心から1時間ちょっと那珂湊おさかな市場でお得に海の幸を楽しむ。

東京からも1時間半前後で行ける那珂湊おさかな市場 都内からでも120キロ前後で高速道路

記事を読む

お茶の間ゲストハウスとカフェ

千葉県勝浦市の「お茶の間ゲストハウス」に泊まってみる

千葉勝浦の「茶の間ゲストハウス」に宿泊してきました 写真仲間が行ってみたいね!って紹介していたこ

記事を読む

adsense

落合陽一、山紫水明∽事事無碍∽計算機自然
落合陽一個展「山紫水明∽事事無碍∽計算機自然」展でテクノロジーとアートを楽しむ。

メディアアーティスト・現代の魔法使いとして有名な落合陽一さんの個展を覗

1m_fotos
写真展『身長1メートル以下の頃の世界 vol.2』のご案内

池田正和 写真展『身長1メートル以下の頃の世界 vol.2』の

名古屋市科学館で楽しみながら科学を体験

名古屋市科学館に行ってきました。 先日、名古屋にすこし立

MOT Collection COLLECTION GOING
東京都現代美術館COLLECTION ONGOING(休館前の最後の常設展)

2017年現在大規模リニューアル工事中の東京都現代美術館

東京都現代美術館(MOT)のキセイノセイキ展とリニューアル改修工事

東京都現代美術館(MOT)は、長い改修工事を終え再オープンしています。

→もっと見る

  • Twitterで更新情報など流しております。
    ぜひ、皆様フォローをおねがいします。
PAGE TOP ↑